本を読むこと 本の感想

私は昔から本を読むのが好きです。好きですって言っても読書家!というほど読むわけじゃないですが…。

「本読めない」という人よくいますが、完璧主義なんだと思う。読めます。コツってほどではないんですけど、演劇と同じくらいみんなもっと本読まないかな〜と普段から思ってるので記事にしてみました。

本のいいところ、沢山あるんですけどやっぱり1番は「好きな時に、好きなところから読めるしやめたい時にやめれる」ってことです。最初から読まなきゃとか思わなくても、後書きから読んでも、結末から読んでも、目次の気になるタイトルの章から読んでもいい。途中で読むのをやめてもいい!すごい!そこまで私に合わせてくれるのか、お前…って感じがしませんか?

ページがめくれるところも最高です。私は大抵縦書きの作品を読むので読んだページが右手にたまっていくんです。快感では?

装丁にめちゃ詳しいとかではないですが、本の表紙や帯、扉やしおりなども楽しい。本を集めるだけでなんか賢くなった気になれるし、読まなくても可愛いから集めようみたいなの、分かります。

最近千野帽子さんの『物語は人生を救うのか』という本を読みました。

 

ーー世界を解釈し理解するためにストーリーがあった方が、人は幸福だったり、生きやすかったりします。実話とは?そして虚構とは?偶然と必然って?私たちの周りにあふれているストーリーとは何でしょう?ーー

 

人は現実よりフィクションに蓋然性を求めるという内容が非常に興味深かったです。

私は時折目の前で繰り広げられる紛れもない現実のワンカットが、演劇に見える瞬間があり、また演劇の中の世界が一瞬現実のそれに見える時があります。「らしさ」の境界ってどこにあるんだろうな〜ってぼんやりずっと考えていたので、それに形を与えてもらった気がします。

アイドルやわかはいの人生ってノンフィクションかフィクションか、難しいですよね。何かを「分かる」と感じる時そこに納得できるストーリーがあるとしたら、突飛で分からない人ほど実はリアリティを感じるのかもしれないです。

日本においては現実世界でもより整合性を人が希求しているように感じるので、より説明的なフィクションが好まれるのかもしれません。

筑摩の本は遊び心があってよいですよ!おすすめです